中小企業の総務人事系(ホワイトカラー系)業務分析をする中で
ある一定の法則が見えて来ました。

担当者は皆一様に「疲弊」しています。

担当業務が大から小まで含め、複雑に絡んでいます。
むしろ業務内容が何?なんて範囲は無いです。

会社の中を円滑に回すための潤滑油的な立場です。
・責任のある経営(中短期計画、安全衛生・・)から採用まで含めた会社の骨幹のミッション
・小集団、ISO運営、慶弔、行政対応
・廃棄物処理、備品購入、設備管理
・各種外部会社との窓口折衝、受領印確認

これは一部で、かなり幅広いです。
言うなればショムニ(少し古いドラマですが)的な学校で言うところの用務員さん的立場です。

何しろ細かな仕事が多いので、マニュアルにしようとしても細かいし
担当業務として役割を明確にするとボリュームばかりが多くなります。

仕事の合間に訪問顧客対応、配送受け取り(押印)、備品故障対応、消耗品の手配・・
メインの仕事が御用聞きで、本質の仕事が見えなくなります。
(もちろん潤滑剤的な内容なので御用聞きも立派なお仕事ですが)

しかし、残念な事に

何処の会社も同じような事をやっていますが、忙しいわりに報われない
メインの業務のようであってメイン(会社の本質)では無い所が厄介です。

なので
経営層も「忙しそうにやってるね・・ガハハは」的な
同僚からは「楽しそうで良いね」
こんな報われないけど重要・・でも誰も認めてくれない(感じ)なお仕事です。

なので「RPAやBPO」もしくは「もっと効率化しなさい」などの指示は
「火に油を注ぐだけ」です不用意な発言は注意が必要です。

どうするか?

RPA(ロボットによる合理化)ではありません。
BPO(アウトソースとして外に出す業務)ではありません

そうなると自身(担当)のサポート秘書がいてくれるだけでどれだけ助かるか
結局はここに行きつくようです。

社員を補填出来るか?

社内にはもっと忙しく優先順位(会社経営)の高く人を配置したい部署は山ほどあります。

なので「社員を増やして」の要望は間違いなく却下です。
先も言ったように経営層や上司は判を押したように「合理化しなさい」が先に出ます。

フルタイムの社員さんは期待できない(仮に使えない人が来るともっと最悪ww替えが利かない)
パートタイムでも良いので事務サポート(ショムニのお仕事)をしてくれる
おじさまかおばさまが良いと思います。

元企業出身者で引退したり、途中退職したりした方はある程度状況を理解してくれます。

エッ!!こんなの担当自身が考えて社内で上司に進言すれば済むじゃん・・
と思われませんか?

言えない状況だからこそこの様に「声」として第三者のHelpをしてくれます。
これは信頼関係が無ければ絶対に表に出てこない「現場の声」です。

先ずは「ここから」サポートして
その後本題の「BPO、RPA」について議論して行きたいと思います。