仕事と私生活のバランスを考えて人生設計する「ワークライフバランス」
日本でも仕事一辺倒の生活から
家庭やパートナーとの時間を大切にする風潮が少しづつですが浸透してきました。

一方、欧米の国々では、私生活をベースに仕事を位置づける
「ライフワークバランス」のスタイルはあたりまえに人々の暮らしに定着しています。

何の為に働くのか、との考え方は各国の文化や価値観の違いにより様々です。
どちらが良い悪いかの問題ではありません。
どちらがより幸せな生活や人生を送れると考えるかの問題ではないでしょうか。

日本人は、(自分自身を含め)まだまだ仕事中心の生活となりがちです。
夏休みに2-3週間ノンビリと休暇を楽しむ欧州のホリデー(バカンス)感覚は
日本企業にはなかなか定着していません。
日本では1週間休暇がせいぜいですよね。

仕事中心の生活では、働く喜びを感じつつも
日々のストレスの積み重ねが人の心を疲弊させます。
リフレッシュし、心身共に健康なコンディション作りも社会人としての責務です。

FM総務人が携わる「場」創りと風土改革ミッションの本質は
社員一人ひとりが、働く事に対する意識変革と生活を考慮した働き方の改革が
できるような組織風土と制度基盤や仕組みを創る事にあります。

私は仕事人生の中で約5年間(1990-1995)英国ロンドンで生活した経験があります。
この経験で学んだ事は「心の豊かさの重要性」でした。

勿論「仕事」は厳格であり甘いものではありませんが
齷齪(あくせく)働く事は人生を豊かにする事にはなりません。
目先の物質的な豊かさではなく
心の豊かさを大切にしている英国人達と一緒に仕事をして学んだ事です。

同僚が、”趣味は散歩とガーデニング”!
最初は感覚が分かりませんでしたが、人生の豊かさであると気付きました。

日本企業の多くが、齷齪せずに働く人達の「ライフワークバランス」意識を
あたりまえのものとして受け入れられる時代が来る事を切望しています。
それには、経営者や社会の意識変革が不可欠です。

記事投稿 岡田

「総務革命エバンジェリスト」
元スクウェアエニックス米国法人社長、株式会社HLD Labを立ち上げ
幸福価値創造コンサルタントとして活動中。併せて、一般社団法人日本ライフシフトト協会理事で活動中