教育者のパーカー・パーマーは「Let your life speak」の中で、

『職業とは何かを突き詰めていくと、「エゴ」の本音を覗くことになる。
それは、誰もが日々意識している「自分」ではなく
器としての「自分」を通して人生を送ろうとしている、という事実である。

つまり、私は「自分の人生」と呼ぶ、表面的な、職業の型(器)に
はまった経験の下には、実はもっと深い、もっと真実の
本来なりたい自分が送るべき人生がある。
この違いを感じ取るには、時間と過酷な経験が必要だ』

この意味を理解するには時間が必要かもしれません。

私なりの解釈をお話ししてみますと
「職業」とは充実した人生を送る人社会の「役」です。

私たちは、其々が「役者」であり、「組織舞台」や「社会舞台」をより魅力的で
面白いものに創り上げてゆこうと、上手く「演じる」努力をしています。

シナリオライターがストーリーを仕立て、監督が「役者」の個性を尊重し
輝くオーラを引き出してゆく事で、観客たる「世間」に喜んで貰える舞台を創ります。

プロフェッショナル役者を舞台で輝かせる事が出来る監督こそ「名監督」と呼ばれます。

仕事も同じではないでしょうか。

舞台を作るには、其々の人びとの役回りが必要です。そして「監督」が「役者」の
個性と能力を引き出して、素晴らしい「演技」を演出し、観客を感動を提供します。

其々の役回りの人びとは「仕事」という「役」を演じているわけですが
その根底にある「自我」を表出しているわけではありません。

パーカーの言う
『「自分の人生」と呼ぶ、表面的な、職業の型(器)にはまった経験の下には
実はもっと深い、もっと真実の、本来なりたい自分が送るべき人生がある。』

意味が、なんとなく見えてきませんか!
仕事に縛られ過ぎる人生は楽しくありませんよね。

「総務革命エバンジェリスト」
元スクウェアエニックス米国法人社長、本社総務部長2018/1に株式会社HLD Labを立ち上げ
幸福価値創造コンサルタントとして活動中。併せて、一般社団法人日本ライフシフトト協会理事で活動中