日本の有力な衣料品の販売を展開するユニクロが
12月6日ホーチミン市1区レタントン通りとドンコイ通りの角にある
「パークソン・サイゴンツーリスト・プラザ」に開業しました。

ユニクロがベトナムに進出するのは
東南アジアの中で潜在性の高い成長市場であることを想定しているからです。

ユニクロは記者会見で、「Life Wearをコンセプトとするサステナブルファッションの
開発に取り組み、多くの人に日常着としてのLife Wearを提供したい」と語りました。

英単語が並んでいるので、そこから簡単に見ていくとLife Wearとは
単に生活の衣料品、日常利用する普段着の衣料品ということでしょう。

サステナブルとはなんなのでしょうか?

最近この言葉を使う人が増えています。
単純に翻訳すると「持続可能な」という意味になります。

最近盛んに使われる言葉ですが、人間・社会・地球環境の持続可能な発展を意味しています。

特に環境破壊をせずに維持継続できるための対策を意味しています。
ユニクロもやはり地球環境に対する姿勢をメッセージとして伝えようとしているのでしょう。

地球環境問題を取り上げたのですが
グローバルに展開する企業は地球環境に対応する感度が必要になっていることを表しているのだろうと思います。

しかしながら、今回のテーマは地球環境のことではありません。
地元記者の取材に応じてファーストリテイリング執行役員の勝田幸宏氏が語った
もう一つのことをテーマにします。

そのこととは、ベトナム一号店の出店を計画してから
2年を要してしまったことの理由を伝えています。

その理由として挙げられているのは
ベトナムの地価が非常に高くなっていることが要因であると述べています。

不動産調査のコリアーズ・インターナショナル・ベトナム社によると
、1㎡あたり102USD(日本円では11,080円程度)となっており
ホーチミン市中心部の賃料は軒並み急上昇をしています。

日本人には一般的な坪で計算すると以下の通りになります。
1坪=3.30579㎡になりますから、ベトナム中心部の商業施設の月の賃料は
1坪36,600円程度になるということです。

100坪借りたら月額366万円の賃料ということになります。

ユニクロの総面積が3000㎡と伝えられていますので
単純に計算すると月の家賃が3,324万円となります。

それよりは低いと思われますが驚きの金額です。

記事投稿 西田

アイクラフトJPN・ベトナム株式会社(英語表記:iCRAFT JPN VIETNAM Corp.)代表取締役 西田俊哉
高い技術力を持ち、安定・成熟した日本と発展途上であっても、若々しくエネルギーに満ち溢れたベトナム
この両国のそれぞれの力をコラボレーションすることが、両国の発展にとって意味のあるものになっていくものを考えております。
ベトナムの今を、現地の生の声としてお伝えしていきます。