2024年には日本の全国民のうち3人に1人が65歳以上になります。
人口減少社会になることで、全国にあるインフラの維持管理が難しくなります。
自然災害が増えている昨今の事情から、道路の保守、水道の保守などもあまり人がすんでいない地方では
インフラ整備にお金を回せなくなります。
国や地方自治体がお金をかけられなくなっていくでしょう。
また、個人の生活も質素倹約をするようになるでしょう。
最近の葬式では「直葬」が増えているという記事を読みました。
「直葬」は近年、急激に増えた葬儀形態の一つで、通夜や葬儀・告別式を行わず
火葬のみを行うものだそうです。
故人とのお別れは、火葬炉の前で簡単な形で行われ、火葬前に数分取るだけのケースもあるようです。
そのように従来とは異なり華美な冠婚葬祭なども減っていくことになるでしょう。
その一方で、60歳を過ぎた人がリタイヤするわけにはいかなくなります。
年金の開始時期も引き下げられ、年金だけで生活することは困難なことも日本人は感じ始めています。
働いて得る収入と年金を併用して、生活を成り立たせていく必要があります。
ただ考えておく必要があるのは、技術革新のおかげで産業の命はどんどん短くなっています。
働く年数は増えるのに、仕事の内容はどんどん変化しています。
変化に合わせて仕事をこなしていく能力が問われます。
そんなことを言うと高齢者には絶望的な気持ちにさせるかもしれませんが、社会自体も変わります。
時間があるのでやりたいことを見つけられる人にはチャンスがあります。
これまでの日本は大量生産、大量販売のビジネスモデルが成功のモデルでした。
それは大量に安く作れば、国内にもグローバルにも市場があったからです。
また、とにかく早いことはいいことでした。
車も電車もどんどん早くなっていきました。
宅配便もどんどん早くなりましたが、配達する人がいなくなってきました。
これからの時代は早いことにそれほどの価値がないかもしれません。
時間の感覚もそうですが、これからは特定の人に少量ずつ製造販売する時代になると思います。
スーパーやコンビニで一人用の惣菜などが売られるようになっているのはその象徴だと思います。
そのような時代の中では、画一的なものの考え方よりは多様な考え方が必要になります。
また、経験の中で得られた多様な生き方が必要になります。
違った分野の人とのコミュニケーションや外国人とのコミュニケーションで得られることで視野が広がり
寛容になることができると思います。
アイクラフトJPN・ベトナム株式会社(英語表記:iCRAFT JPN VIETNAM Corp.)代表取締役 西田俊哉
高い技術力を持ち、安定・成熟した日本と発展途上であっても、若々しくエネルギーに満ち溢れたベトナム
この両国のそれぞれの力をコラボレーションすることが、両国の発展にとって意味のあるものになっていくものを考えております。
ベトナムの今を、現地の生の声としてお伝えしていきます。