「こうあるべき」「問題はここにある」・・・このようなことは外部のコンサルタントが
言うまでもなく、企業の当事者が一番よく知っています。

そこをどのように打破していくかが、支援者に求められる一番のポイントになります。
どこまで、企業側に立って考え、解決策を講じていくのか?が大切になります。

そういう意味で、一般のコンサルタントはそこまで企業にどっぷり入り込み
一緒に泥臭い 、あるいは粘り強い行動ができていないというのが実態です。
そこは、大いに反省しなければならない点だと思います。ではどうすればそのような考え、
行動ができるようになるのか?

片手間の仕事をしないことです。
実際には難しいことですが、出来うる範囲で精いっぱい努力している姿を見せることです。
いくつか思いつく項目を挙げてみます。

 ①いい加減な言動、つまり建前の持論を振りかざさないこと。
 ②すぐに現場を確認すること、現場重視(三現主義)に徹すること。
 ③相手の主張を聞き、結論を出す前に、一緒に悩むこと、選択肢を豊富に提示すること。
 ④人、時間、など不足していることを前提に可能な対策を導くこと。

まだまだ、注意点はたくさんあるかもしれません。
支援を受ける側としては、厳しい状況の中で、少しでも会社を良くしようとしているのであって
支援する側との温度差を少しでも感じた場合、拒否反応を示します。これは当然のことと思います。

記事投稿 濱田

合同会社高崎ものづくり技術研究所の濱田です。
日本のものづくりを支えてきたのは、人に備わった優れた熟練技と
全員一丸となって困難に立ち向かおうとする力の結集力です。
しかし、これだけでは、これからの時代に中小が生き残っていくことは困難になって来ました。
デジタル革命、市場の厳しい品質要求、顧客の多様なニーズ これらに機敏に対応していくことが求められます。