今後、外国人と共生する機会が多くなるだろう日本人ですが、外国人と共生したことは少ない経験しかありません。

唯一、縄文時代から弥生時代に変わるころは、大陸からの難民が大量に日本列島にわたってきた時代がありました。

その時に旧来から日本に住んでいた縄文人と渡来系の弥生人が、対立を経て融合していくことになります。

ただ文字の記載のない時代でもあり、どのように融合していったかがわかりません。

唯一古事記にも書かれている諏訪大社に関する記載が縄文と弥生の融合の過程を表しています。

令和の時代の関わり方

令和という新年号となる時代は、外国人と深く交わる時代になるのでしょうか? 

日本が労働力不足になる中で、以前と同じような国力の維持ができるでしょうか?

令和の時代はそのような変化の時代になるかもしれません。

ただ、日本人が嫌がる労働を安い給料で外国人にやらせることは、いつまでも続けられることではないように思います。

外国人に選ばれる国になる努力はせざるを得ません。

世界に選ばれる国 日本

皮肉ですが、今の日本経済を支えているのは日本に観光に訪れる外国人と日本の部品を使ってくれる外国系のメーカーです。

自動車産業以外の産業は、日本が中心ではなくなってきています。

製造業が衰退していく中で、日本の文化や自然が世界では認められています。

今はまだ日本が選ばれる理由があります。

労働者と言えども、日本で働くことが高い収入につながったり、よい生活ができることにつながるから来てくれるのです。

もし、外国人にも選ばれない国になるとしたら、明るい未来も描くことができません。

イチロー選手が引退会見の最後に言っていた言葉は、これからの日本人が感じる必要がある言葉です。「アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。
このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。
この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。 」 名選手は感受性もプロフェッショナルです。

記事投稿 西田

アイクラフトJPN・ベトナム株式会社(英語表記:iCRAFT JPN VIETNAM Corp.)
代表取締役 西田俊哉

高い技術力を持ち、安定・成熟した日本と発展途上であっても、若々しくエネルギーに満ち溢れたベトナム、この両国のそれぞれの力をコラボレーションすることが、両国の発展にとって意味のあるものになっていくものを考えております。ベトナムの今を、現地の生の声としてお伝えしていきます。