何とか生き残っている中小製造業にとって、今一番大事にすべき事とは?
当然、売り上げを確保して利益を出すこと。従業員に給料を支払うこと。

かつて技術屋だった私は、どうしても根底では技術が大切だと思っている。
もちろん、製造業にとって今までもこれからも欠かさず必要な事は技術力、
技術力があれば仕事がある。
そんな技術力を身につけられるような日々の努力が絶対不可欠だと思います。

そのほか、営業力、サービス力、発信力などが付随してくるのではないか?
いくらすごい技術を持っていても、それを知ってくれている人はどのくらい
いるの?
何ができるのか、私たちを利用して頂く事によってどんなメリットがあるのか
それを発信しないと知ってもらえる機会はすごく少ないと言う事ですね。
中小企業の宿命ですね。

では製造業に必要なサービスとは・・・
 ・きちんとした情報を開示する
 ・聞きたい事に素早く返答できる
 ・納期をきちんと守る
 ・指示通りの製品ができる

などなど・・・

サービスって考えだすと色々あると思うけど、
カンタンにいうと安心して任せたいと思ってもらえるようにする事だと。
私たちは製造業だけどサービス業という考え方を大事にして行かなければ。

結局のところ、あれこれ考えてみると、お客様が一番で、そのために技術力
を磨き、従業員や世の中のために努力している企業は存続しているんだと
言うことなんですね。

根幹の部分にこのような考え方が欠如している企業は、どこかに歪が生じ
ており、いづれ淘汰されてしまう。
例えば、若手の技術者が育っていない会社、コアの技術がない会社、そして
見栄や張ったりだけで営業する会社、一獲千金を狙う会社・・・

時間は掛かっても技術力は一歩一歩、地道に磨かなければならない。

記事投稿 濱田

合同会社高崎ものづくり技術研究所の濱田です。
日本のものづくりを支えてきたのは、人に備わった優れた熟練技と
全員一丸となって困難に立ち向かおうとする力の結集力です。
しかし、これだけでは、これからの時代に中小が生き残っていくことは困難になって来ました。
デジタル革命、市場の厳しい品質要求、顧客の多様なニーズ これらに機敏に対応していくことが求められます。