組織目標として常に話題となる「人材育成」や「人材開発」。
今日は、仕事人の育成について考えてみます。

人材育成の手法は様々です。
コーチング、メンタリングそしてカウンセリング….
其々の人が置かれている立ち位置と状況により選択肢が決まりますが
共通点は原則一対一コミュニケーションがベースである事です。

指導する側は、これらの手法を上手く織り交ぜて
指導対象者に「気付き」や「自覚」そして「意識変革」のヒントを与え
自発的な挑戦を促すことで、未知の可能性を試させるす事が「育成」です。

知識情報の提供などにより、基本技術の習得を目指すことや
仕事の手順や段取りを教えるのは、「教育」であり「育成」ではありません。

年長者は、若手に対し
自分自身の体験や経験に基づく教育や指導を「育成」と考える傾向があります。
勿論、ベテランの経験や知恵を伝える事は有用ですが
教育と育成の違いを認識した対応が必要です。

人を「育成」するには
一定の距離を取りながら、相手が自分事として意識するように仕向け
挑戦意欲を掻き立たせ、失敗した時のフォローをしっかりしてやる事が重要です。

人材育成の手法としてコーチングやメンタリング
そして主にメンタル面で使われるカウンセリングは人間心理マネジメント技術であり
この技術を習得するには、学びと実践トレーニングの積み重ねが必要です。

記事投稿 岡田

「総務革命エバンジェリスト」
元スクウェアエニックス米国法人社長、本社総務部長2018/1に株式会社HLD Labを立ち上げ
幸福価値創造コンサルタントとして活動中。併せて、一般社団法人日本ライフシフトト協会理事で活動中