
成長中の東南アジア経済
東南アジアの観光客が増えているのはいくつかの理由があります。
東南アジアの経済成長が続いているからです。
各国の経済が成長しており、富裕層のみならず、中間層が増加しています。
それらの国々の経済成長が観光への関心を高めています。
また、SNSやスマートフォンの普及から、親しい人が海外旅行をした画像などを
見ると自分も行きたくなる人がいるでしょう。
利便性の良いアクセス環境
それに近年LCC(Low Cost Career)が増えてきました。
ベトナムでは日本に定期便があった航空会社はベトナム航空のみだったのですが
昨年からベトジェットエアが、今年からはバンブー航空が日本に就航するようになりました。
東南アジアからは6~7時間程度飛行機で行けますから、アクセスも便利であり
航空券が安くなれば自然に観光客は増えていくでしょう。
また、東南アジアの人たちに対して、入国のビザが緩和し始めていることも影響しているようです。
2012年から日本政府は東南アジアの観光客に対して戦略的にビザが取得しやすくしています。
官民一体のプロジェクト「VISIT JAPAN」の取り組みも功を奏して
外国人観光客が日本にたくさん訪問することになりました。
その多くは中国や東南アジアの人たちです。
円安が後押し
外国人が増えている要因になっているのは、円安傾向が続いていることがあります。
東日本大震災直後の2011年3月17日には1USD=76.25円をつけるなど
その当時1USD=80円程度だったのが
今現在は1USD=110円程度になりました。
外国人が100USDを円に両替した時に8,000円しかならなかったのが
今は11,000円になるということです。
円安は日本を訪問する外国人旅行者にはメリットがあります。
逆に外国製品を購入する日本人にはデメリットになります。
アジアは経済成長し、徐々に豊かになっています。
日本は円安で海外製品を中心に物価が上がり、庶民の生活は苦しくなる中で
産業界は外国人観光客に期待をしている構図です。
安全で魅力的な国ニッポン
ただそうはいっても、外国人が日本に来てくれるということは
日本が安全で魅力的な国だと知っているからです。
文化や自然も人気がありますが
日本製品やアニメ、キャラクターグッズなども人気があります。
まだまだ日本が魅力的な国とみられていることは
日本人としては喜んでもいいことだと思います。
記事投稿 西田