何を今更・・感はありますが。
映像化は今後益々広がり、企業(特に中小企業)内にも確実に浸透すると読んでいます。

それには様々な理由はありますが。
技術的、インフラ、利用形態が大きく影響しています。

今からさかのぼる事約20年位前
前職ではとあるメーカーの半導体部門に属し
生産管理系システムや品質管理を担当していました。

当時はISO取得の全盛期でメーカー問わず、専門部署を作り
内部監査や取得審査に向けて必死でした(笑)

そんな影響もあり、職種上

電子化(デジタル化)の移行推進を担当して時期でもありました。

そこで、目を付けたのが電子作業指導票で有ります。
当時は作業指導票や標準マニュアルと言えばEXCELやWord文書が主流でしたが

私自身は映像による動画マニュアルを模索しておりました。
(当然、当時はYouTube等と言う便利な物はありませんでした)
そこで目に付けたのが、当時最盛期を迎えていたカラオケBoxです。

その時は確か通信カラオケDAM [株式会社第一興商]でした。
モニターさえ有れば、何処でもリモコン片手に好きな曲をリクエストすると
曲に合わせた映像が流れると言う仕組みです。

これを社内の作業指導票に応用し
サーバーに映像を保管し
PCで映像マニュアルを流すと言う仕組みを模索していました。

当時バブルは、はじけてはいましたが
半導体業界は活況で人員と予算は潤沢?に活用出来ました。

映像を保管するためにサーバー
工場内どこでも持ち運べるよう、モバイルPC、無線LAN
映像を作るための8mmカメラ、ストリーミング技術

環境を揃えたまでは完ぺきでした。
方向性も間違っていないと確信していました。

しかし・・・
少し時代を先取りしすぎていました。

・今の様に画像圧縮技術も無く、馬鹿でかい映像作品の容量。
・当時のネットワークが遅すぎて使い物にならない。
・画像編集ソフトも高く、PCスペックも低いので編集大変

そんな事もあり、この企画もペンディングのまま・・・
想いだけは現在も残っておりました。

前置きがかなり長くなりましたが。

そんなこんなで、現在を見て下さい。

当時課題で有った物が、全て技術進化でクリアされているではありませんか?

・画像圧縮技術:MP4⇒次の新技術へ
・通信速度:4G時代⇒5G時代に突入
・画像編集:ソフトも安く、加工PC性能も高い

今更感は有りますが・・・
昔の出来なかった「やりたい病」がムクムクと

技術的には揃いました。

そこでの課題は「いつ?だれが?やるか?」ここに尽きます。